動詞としての使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 07:30 UTC 版)
多くの印欧諸語は「砕けた代名詞で呼び掛ける」ことを意味する動詞を含む(例えばドイツ語のduzen)。英語では一般的でないものの、この用法は過去に現われたことがあり、1603年のサー・ウォルター・ローリーの裁判では、検察官のサー・エドワード・コークがローリーを侮辱しようとして I thou thee, thou traitor!(私はおまえを「おまえ」と呼んでやる、この反逆者め) と述べたと伝えられている。ここでthouは「theeと呼ぶ」を意味する動詞として使われている。この慣習は標準英語には根付くことはなかったものの、イングランド北部の田舎言葉には現われる。親称を誤用した子供を叱るためのヨークシャーにおいてかつては一般的であった反復句は、 Don't thee tha them as thas thee! ("Don't thee thou them as thous thee") であった。 ランカシャー方言での同様の句は Don't thee me, thee; I's you to thee! ("Don't thee me, thee [i.e., "you child"]; I'm you to thee!") であった。
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