カノン砲
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カノン砲(カノンほう、加農砲)およびカノン(加農 英:cannon)は、大砲の一種。キャノン砲とも呼ばれる。現代の定義は同口径の榴弾砲に比べて砲口直径(口径)に対する砲身長(口径長)が長く、高初速・長射程であるが重量とサイズは大きく、やや低仰角の射撃を主用する(#定義)。しかしながら、概ね冷戦後の現代は火砲の進化(榴弾砲の長砲身化)による砲種の統廃合(榴弾砲の統一)により、榴弾砲とカノン砲の区別は無くなっている(#歴史)。
- ^ 「口径○○mm」などという表記方法では砲身内径の直径をmmやinで表す(施条があれば山同士の内側の径で計る)が、「xx口径」「口径長」という表記方法では砲の(砲身直径の意味の)口径を分母に、砲身内で装薬が収まり砲弾が加速される長さ(砲身長)を分子とした数値を表す(砲身長は薬室の最後部から砲口までである)。例えば、口径100mmの砲の砲身長が2.2mである場合は「口径100mm・22口径」となる。
- ^ 加農の軍隊符号。
- ^ 陸軍省副官 川原直一 『兵器名称ノ略称、略字規定中追加、改訂ノ件関係陸軍部隊ヘ通牒』 1942年3月12日、アジア歴史資料センター、Ref.C01005271500
- ^ 陸軍技術本部 『八九式十五糎加農説明書』 アジア歴史資料センター、Ref.A03032151400、1940年
- ^ 第一陸軍技術研究所 『九六式十五糎加農第二予備品』 アジア歴史資料センター、Ref.A03032092600、1943年
- ^ 参謀本部 『張鼓峯事件鹵獲「ソ軍」兵器写真要覧』「10糎加農砲尖鋭弾々体」 1938年12月1日、アジア歴史資料センター、Ref.C01003423800
- ^ “カンナ(canna)”. 情報・知識&オピニオン imidas. 2024年1月22日閲覧。
- ^ Calvert, James B.. “Cannons and Gunpowder”. University of Denver. 2007年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ 『戦艦の世紀』 61頁
- ^ 『戦艦の世紀』 60頁。
- ^ グループにはカルバリン砲(18ポンド)、デミ・カルバリン砲(9ポンド)、セーカー砲(5ポンド)、ミニオン砲(4-3ポンド)、ファルコネット砲(1-半ポンド)が含まれる。『戦艦の世紀』 61-62頁。
- ^ 12ポンドグリボーバル野砲の場合、牽引に馬6頭が必要であった。『戦略戦術兵器事典』19頁。
- ^ 『巨砲艦』356頁。
- ^ 師団に隷属する野砲兵連隊などを意味する。
- ^ 最初期の高射砲は野砲が転用された。
- ^ 軍・軍団に隷属する野戦重砲兵連隊や独立重砲兵大隊(独立重砲大隊)などを意味する。
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