加納秀人とは? わかりやすく解説

加納秀人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/22 10:08 UTC 版)

加納 秀人
生誕 (1952-06-22) 1952年6月22日(72歳)
出身地 日本 北海道 美唄市
学歴 桐蔭学園
中退
ジャンル ロック
職業 ギタリスト
歌手
作詞家
作曲家
担当楽器 ボーカルギター
活動期間 1971年 - 現在
レーベル キングレコード
事務所 アイノア(Ainoa)
共同作業者 そうる透
松本慎二
満園庄太郎
五十嵐公太
公式サイト 加納秀人公式ホームページ

加納 秀人 (かのう ひでと、1952年6月22日 - )は、日本ギタリストシンガーソングライターロックバンド外道」の中心メンバー。北海道美唄市出身。

来歴

小学3年の時に北海道から一家で横浜に引っ越す。もとは音楽よりも運動が好きな子供だったが、小学5年の時に友人宅で初めてエレクトリック・ギターを見たのがきっかけでミュージシャンになると直感したという。中学時代に安いギターを手に入れ練習を重ね[1]、高校1年で中退してミュージシャンの道へ。過去のインタビューでは奏法について「日がな1日、テレビから溢れる音楽に合わせて弾く自己流の練習で身につけた」と語っている[2]。セッション・ミュージシャンを経て、“世界の誰にも負けないオリジナルなバンド”を作るべく[3]、1973年に「外道」としてデビュー。1976年に外道を解散。その後再結成、封印、再結成を重ね現在に至る。ソロ、外道の他、別ユニット・ATOMIC POODLEなどでも活動。2013年は外道結成40周年として10年ぶりのスタジオ・アルバム『魂の叫び』を発表した。

年譜

  • 1968年 16歳の時高校を中退しバンドマンとしてのキャリアをスタート。
  • 1971年 The Mに参加。
  • 1972年 自身のバンドを結成。(サーカス)
  • 1973年 バンド名を「外道」と改名、同年8月白樺高原音楽祭でライブデビュー。
  • 1976年 外道解散。
  • 1977年 ジョニー吉長らとレコーディング・セッション・グループ「加納秀人Withイースト・ジャンキー・ファミリー」結成。
  • 1978年 1stソロアルバム『地球の夜明け』リリース。ジャズ・フュージョン的アプローチを見せる。
  • 1979年 2ndソロアルバム『IN THE HEAT』を発表。
  • 1980年 3rdソロ『エレクトリック・ウズ』を発表。レコーディングに外道のメンバー(青木正行、中野良一)参加。
  • 1981年 外道を再結成。通算5枚目のアルバム『POWER CUT』をリリース。
  • 1982年 外道、アルバム『Mooning』をリリース。その後外道は自然消滅。
  • 1983〜1986年 プロデュース及びセッション活動。
  • 1991年 解散ライブを含む未発表2枚組ライブ・アルバム『外道LIVE』をリリース。角松敏生プロデュース『ONE,TWO』をGedo名義で発表。
  • 1993年 加納秀人with外道名義で『DIE FOR YOU』を発表。映画『極道記者』音楽監督。
  • 1994年 『極道記者2』の音楽監督。
  • 1995年 イメージアルバム『疾風列伝 特攻の拓〜野生の天使たち〜』リリース(加納秀人with外道名義)。
  • 1996年 4thソロアルバム『SWEET MISERY』リリース。
  • 1999年 5thソロアルバム『意識の彼方へ』リリース。
  • 2001年 外道再始動。
  • 2002年 ユニバーサルミュージック/MUSIC OF THE SPHEREより『地球の夜明け』『IN THE HEAT』『エレクトリック・ウズ』の初CD化と通算ソロ6作目・初の未発表ライブ・アルバム『加納秀人LIVE 1979』同時発売。外道『外道LIVE』『POWER CUT』『Mooning』の再発売。未発表2枚組『水金地火木土天回明〜外道・秘蔵音源集その壱』『水金地火木土天回明〜外道・秘蔵音源集その弐』等、多数リリースされる。
  • 2003年 外道30周年を迎えて初のベスト盤『ベスト外道』、28年ぶりの新作『外道NφW』。2枚組CD『外道マル秘シリーズ』等、計6タイトルを発表。フジロックフェスティバル'03、沖縄ピースフルラブ・ロックフェスティバル等、多数のライブイベントに参加。中島美嘉のアルバム『LØVE』に参加。
  • 2004年 外道封印。ソロシングル『On My Own』、外道初のDVD『Video 外道』を発売。
  • 2005年 ジョニー吉長、FUKUSHINとJFKを結成、ライブ活動開始。
  • 2007年 JFKアルバム『JFK』発表。7thソロアルバム『加納秀人 LIVE IN クロコダイル』を発表。
  • 2008年 新バンドATOMIC POODLEを結成、2枚のアルバム(『ATOMIC POODLE』『ATOMIC POODLE2』)を発表。
  • 2008年 映画『ロック誕生 The Movement 70'S』に出演。
  • 2009年 DVD『加納秀人 LIVE ANALYZE』発売。そうる透鳴瀬喜博と約20年振りに加納秀人BANDとしてスタジオライブ。
  • 2010年 外道再始動(加納秀人、そうる透、松本慎二)。全国各地のライブイベント等に精力的に参加。
  • 2011年 外道、頭脳警察山口冨士夫バンド等と共演。
  • 2012年 『外道LIVE IN CROCODILE』(外道名義)をリリース。
  • 2013年 外道として10年振りのスタジオ・アルバム『魂の叫び』を発表。ATOMIC POODLEとしても5年振りにアルバム『弾丸ベイベー』を発表[4]
  • 2020年 ATOMIC POODLE、7年ぶりのアルバム『MONSTAR』を発表。

ディスコグラフィー

「外道」名義を除く

アルバム

加納秀人ソロ

  1. 地球の夜明け(1978年/RVC)
  2. IN THE HEAT(1979年/RVC)
  3. エレクトリック・ウズ(1980年/日本コロムビア)
  4. SWEET MISERY(1996年/ポリドール)
  5. 意識の彼方へ(1999年/アイドル・ジャパン・レコーズ)
  6. 加納秀人LIVE 1979(2002年/MUSIC OF THE SPHERE)
  7. 加納秀人LIVE IN クロコダイル(2007年/SPICE RECORDS)
  8. 旅人(2016年/自主制作盤)
  9. Thank You - HIDETO KANOH 50th Anniversary(2018年/テイチクエンタテインメント)

JFK

  1. JFK(2007年/SPICE RECORDS)

ATOMIC POODLE

  1. ATOMIC POODLE(2008年/SPICE RECORDS)
  2. ATOMIC POODLE2(2008年/SPICE RECORDS)
  3. 弾丸ベイベー(2013年)
  4. MONSTAR(2020年/テイチクエンタテインメント)

シングル

  1. イエロー・モンキー/遊星とランデブー(1978年/RVC)
  2. VIVA!カリフォルニア/ファンタジック・モーニング(1979年/RVC)
  3. SWEET MISERY/Dreamer/左記2曲のオリジナル・カラオケ(1996年/ポリドール)(テレビ東京系「P-Walker」エンディングテーマ)
  4. 「On my Own」OH my my/淋しすぎる夜(2004年/ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)

DVD

  1. 加納秀人 LIVE ANALYZE(2009年/アトス・インターナショナル
  2. ロック誕生 The Movement 70'S (2010年/NAYUTAWAVE RECORDS)

ユニット別メンバー

脚注

  1. ^ その他にもマラソン選手とギタリストの両方を目指していたため、夜中に走りながらギターを弾く練習をしていた。(出典:『smart(2003.8.4&8.18号)』インタビュー 他)
  2. ^ 北海道新聞、2014年1月20日付夕刊
  3. ^ ミック・ジャガーに対抗して50m(100m説もある)のシールドを自作し、走り回りながらギターを弾くようになった。(出典:『smart(2003.8.4&8.18号)』インタビュー 他)
  4. ^ ATOMIC POODLE official web site”. www.atomicpoodle.net. 2022年10月23日閲覧。

参考文献

  • 越谷政義『ジャパニーズ・ロック・インタビュー集』2010年、TOブックス

外部リンク


加納秀人(ボーカル、ギター)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 22:43 UTC 版)

外道 (バンド)」の記事における「加納秀人(ボーカルギター)」の解説

外道中心メンバー。The Mを脱退後自分音楽バンド反映させたいという考えの元、外道結成

※この「加納秀人(ボーカル、ギター)」の解説は、「外道 (バンド)」の解説の一部です。
「加納秀人(ボーカル、ギター)」を含む「外道 (バンド)」の記事については、「外道 (バンド)」の概要を参照ください。

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