前期貝塚時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 17:38 UTC 版)
本土の縄文時代に相当する。前期 - 中期には縄文土器に類似する波状口縁土器が出土する事から、本土縄文時代との連関を認めて沖縄縄文時代のように呼ぶ説もある。 縄文時代早期の遺跡には渡具知東原遺跡、野国貝塚、薮地洞穴遺跡、サキタリ洞遺跡などがあり、沖縄最古の土器は、これまで前5000 - 4000年頃(約7000 - 6000年前)の無文土器または南島爪形文土器が知られていたが、2013年にサキタリ洞遺跡から発掘された、前6000年頃(約8000年前)の押引文土器が沖縄最古となった。 前5000年頃(約7000年前)に九州系の類縄文土器、前2000年頃(約4000年前)に伊波式土器や荻堂式土器など独自のものが出土する。前500年頃(約2500年前)に竪穴式住居が現れる(伊計島仲原遺跡など)。
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