制振合金の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/26 06:19 UTC 版)
「M2052制振合金」の記事における「制振合金の分類」の解説
制振合金は制振機構の観点から(1)複合型(2)強磁性型(3)転移型(4)双晶型の4 つに分類される。 制振性をもつ構造部材として古くから知られているのは複合型の鋳鉄であり、いまでも工作機械の母体・土台として活躍している。 強磁性型のサイレンタロイ(Fe-12Cr-3Al、東芝)やセレナ(Fe-2.4Al-0.54Si、NKK)は良く知られている。 転移型のマグネシウム合金は軽量である。 双晶型ではソノストン(Mn-37Cu-4.25Al-3Fe-1.5Ni、ManganeseMarine 社)がソナー対策に軍事用船舶のスクリューに利用されている。ソノストンに代表される双晶型制振合金の多くはMnとCuの合金が良く知られている。振幅依存性は 線形であり、制振性能は振幅に比例する特徴があるが成型加工の方法が限られ鋳物として利用している。 M2052制振合金は双晶型に属し、制振性能は振幅に比例する特徴を持ちながら多くの加工方法で部品製造が可能である。
※この「制振合金の分類」の解説は、「M2052制振合金」の解説の一部です。
「制振合金の分類」を含む「M2052制振合金」の記事については、「M2052制振合金」の概要を参照ください。
- 制振合金の分類のページへのリンク