制字原理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 15:21 UTC 版)
訓民正音では音節構造を3つの部分に分けて分析する。すなわち音節初めの頭子音を表す部分を初声、音節の中心となる母音部分を中声、音節末子音を表す部分を終声という。各部分にそれぞれ字母が設けられ、初・中・終の字母を組み合わせることによって1つの音節を表す1つの文字が作られた。字母は17の初声字と11の中声字が設けられているが、その運用によってより多くの音を表した。 なお初声字の基本17字とそれを並書した6字を合わせた23字は中国音韻学の五音三十六字母の体系と符合するように作られており、『東国正韻』(1448年)での漢字音表記と対応している。
※この「制字原理」の解説は、「訓民正音」の解説の一部です。
「制字原理」を含む「訓民正音」の記事については、「訓民正音」の概要を参照ください。
- 制字原理のページへのリンク