利用・保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 08:18 UTC 版)
実質的な利用例はない。 日本ではその分布域がごく少なく、熱帯系の特異な植物であることから保護を受けている。ただしその生育地が山間奥地ではなく、平地にあるため、開発の影響を非常に受けやすい。石垣では名蔵アンパルに群落が見つかっている。西表島では数カ所の生育地があり、星立の群落が国指定の天然記念物に指定されている。与那国島では久部良ミトゥ湿地の群落が町の天然記念物に指定されている。いずれも生育面積は狭いが、生育の状況はよい。山と渓谷社の『レッドデータプランツ』では、育ちすぎて刈り取られるくらい、などととてもRDB植物に対する物言いとは思えないような書かれ方がされているほどである。 西表島のある生育地はこの島の周遊道路に隣接しており、簡単にその姿を観察することができる。草が深くサキシマハブが潜んでいる可能性もある為、手で触れるほど近づくのは難しい。同島では農地とほぼ隣接して生育しているところもあり、その排水工事などの影響によって乾燥化が懸念されるなどといった論議もある。
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