別所温泉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/12/12 03:10 UTC 版)
別所温泉（べっしょおんせん）は、長野県上田市にある温泉である。標高約570mの高地にある、信州最古と伝わる温泉地で、日本武尊が7か所に温泉を開き「七苦離の温泉」と名付けたという伝説から「七久里の湯」とも呼ばれる[1][2]。
注釈
- ^ 元禄14年（1701年）、上田藩主仙石政俊が入湯した際、玄斉湯を長命湯と改称するよう指示。その後藩の公文書では長命湯と記されるようになったが、村方ではそのまま玄斉湯と呼んでいた。
- ^ 年配者の発音で「わぜ」と聞こえる場合がある。
- ^ 「束間温湯」については「束間」が「筑摩」に音通することから松本市の美ヶ原温泉か浅間温泉を指すものとする見解もあるが、開湯時期がそれぞれ奈良時代、平安時代後期と見られるため、天武天皇の時代には存在していなかった可能性がある。また神話に開湯の由来がある扉温泉のことと考える説もある。
- ^ 明治維新後、「温泉屋敷」と庭園などは民間が引き継ぎ、旅館を開業。以後同旅館の所有となっている。「温泉屋敷」については非公開。
出典
- ^ 暮らしがいきづく風景／上田市 別所信州デジくら
- ^ 『健勝地高日本 : 信濃及濃飛両越参遠等高日本地方観光案内』藤原鎌兄 (高日本社, 1938)
- ^ 【温泉食紀行】長野・別所温泉 マツタケ／信州の鎌倉、秋の香り 古刹点在、外湯も魅力『日本経済新聞』2012年10月2日・朝刊別刷り（日経+1）2019年4月16日閲覧。
- ^ 『別所温泉誌』飯島寅次郎, 1900
- ^ 『街道をゆく 信州佐久平みち』司馬遼太郎
- ^ 「上田電鉄、お食事割引券付き乗車券を発売」日本経済新聞ニュースサイト（2019年4月9日）2019年4月16日閲覧。
- ^ 長野 食料品製造 小松食品(株)TSR速報（大型倒産情報・注目企業動向） 2015年9月3日 東京商工リサーチ。1998年長野オリンピック等を前に大型の設備投資を行った温泉旅館がその後回収できずに破産。旅館は競売に掛けられ、びん詰め食品等製造販売会社関連企業のホテル経営会社が土地建物を落札。温泉引湯を廃止し旅館経営していた。
- ^ 長野・ホテル経営の大和商事が破産開始決定、負債13億円2016年12月6日 トラベルビジョン
- ^ 別所温泉の老舗旅館「柏屋別荘」が破産開始、負債総額は約10億円 ―東京商工リサーチ2017年5月12日 トラベルボイス 観光産業ニュース
- ^ 長野の倒産2カ月連続10件超 5月2017年6月10日『産経新聞』
- ^ 長野の別所旅館が破産申請、負債4.6億円2018年1月31日 トラベルビジョン
- ^ 中松屋旅館 倒産、負債額は６億円 別所温泉／長野2018年1月25日『毎日新聞』長野版
- ^ 民事再生法 江戸期創業の中松屋旅館、申請 長野・上田2018年1月25日『毎日新聞』
- ^ 別所温泉の２旅館が相次ぎ経営破綻2018年1月25日『信濃毎日新聞』
- ^ 長野 別所観光ホテル、自己破産申請へ コロナで県内５件目2020年5月29日 『中日新聞』長野版
- ^ 長野県の別所観光ホテル、コロナで事業を停止 自己破産へ2020年6月8日 『観光経済新聞』
- ^ 「かわせみの宿」、自己破産を申請2020年8月15日 『観光経済新聞』
- ^ 上田・別所温泉の柏屋別荘、破産手続き 信毎web（2017年5月11日）2017年5月11日閲覧
- ^ 柏屋別荘 破産 「千と千尋」のモデル？別所温泉／長野『毎日新聞』長野版（2017年5月11日）2017年9月12日閲覧
[続きの解説]
別所温泉と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
このページでは「ウィキペディア」から別所温泉を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から別所温泉を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から別所温泉を検索
Weblioに収録されているすべての辞書から別所温泉を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から別所温泉を検索 - 別所温泉のページへのリンク
