天竜峡温泉とは? わかりやすく解説

天竜峡温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/30 13:59 UTC 版)

天竜峡温泉
天竜峡に面した温泉宿
天竜峡温泉
中部地方における位置
温泉情報
所在地 長野県飯田市
座標 北緯35度26分32秒 東経137度49分07秒 / 北緯35.44217度 東経137.81858度 / 35.44217; 137.81858座標: 北緯35度26分32秒 東経137度49分07秒 / 北緯35.44217度 東経137.81858度 / 35.44217; 137.81858
交通 鉄道 - JR東海飯田線天竜峡駅
車 - 三遠南信自動車道天龍峡IC
泉質 単純弱放射能泉
泉温(摂氏 28.8 °C
湧出量 450リットル/分
pH 9.81
液性の分類 アルカリ性
浸透圧の分類 低張性
宿泊施設数 6(旅館5、ペンション1)
外部リンク 天竜峡温泉観光協会
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天竜峡温泉(てんりゅうきょうおんせん)は、長野県飯田市(旧国信濃国)にある温泉

泉質

  • 単純弱放射能泉(含放射能-ラドン泉)

近隣に川路温泉という一軒宿の温泉があり、こちらは硫黄泉である。

温泉街

風光明媚な天竜峡にある温泉街であり、天竜峡遊歩道や天竜ライン下りなどで景観を楽しめる。いくつかの宿泊施設は峡谷にせり出すように建設されており、浴室や客室から天竜峡の眺望を堪能することができる。

また公営の日帰り温泉施設(後述)に加え、4月から11月までの季節限定ながら、ライン下りの乗り場近くに足湯も開設されている。周辺はリンゴ農園が多く、季節によってはリンゴ狩りも楽しめる。

南信州では昼神温泉と双璧をなす温泉と言えるが、宿泊施設や周辺の飲食店、土産物店などは少なく、比較的規模の小さい温泉街である。

歴史

天竜峡は明治時代より文化人の集うところとして知られ、その景観を楽しむための茶席が設けられていた。これが発展する形で峡谷の両岸に料亭や宿が設立されていった[1]

温泉地としての歴史は浅く、1989年に温泉掘削を行い、源泉が湧出した[2]。周辺の宿泊施設にこの源泉が供給され、天竜峡温泉と呼ばれるようになった。このことは、天竜峡の観光客増加にも寄与した。

しかし、その後バブル崩壊の影響に加え、他の温泉地などとの競合によって観光客は漸減した。施設老朽化などもあり、1995年以降、11軒あった宿泊施設のうち4軒が閉鎖に追い込まれた。

2008年には、『天龍峡百年再生プロジェクト』と銘打たれた観光振興策の一環として、閉鎖した宿泊施設の1つを飯田市が引き継いで日帰り温泉施設として再オープンした[2][3]

アクセス

鉄道

道路

脚注

関連項目

外部リンク





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