写本の伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/14 14:11 UTC 版)
「アフマド・イブン・ファドラーン」の記事における「写本の伝承」の解説
長い間に渡り、報告書は不完全な版のみが知られていた。これはヤークートの地理辞典(イティル、バシキール人、ヴォルガ・ブルガール、ハザール、ホラズムの項目)に引用されたもので、Fraehnが1823年に出版した。1923年に入り、バシキール人の血を引くテュルク系学者ゼキ・ヴェリディ・トガンによって、イランのマシュハドのアースターネ・クドゥス・ラザヴィー国立図書館(en:Astane Quds Museum)でとある写本が発見された。 MS 5229写本は13世紀 ( ヒジュラ暦7世紀)まで遡り、ページ数は420(210枚のフォリオ〈紙〉)にわたる。地理的な論文の他に、これはより完全な版のイブン・ファドラーンのテキストを含む。(pp. 390–420) 。 MS 5229写本に保存されていない追加節は、16世紀のペルシア人地理学者アミーン・ラーズィーのHaft Iqlīm ("7つの階梯")という作品に引用されている。
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