六ヶ所再処理工場は過大な費用がかかるので中止すべきである
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 17:38 UTC 版)
「六ヶ所村核燃料再処理事業反対運動」の記事における「六ヶ所再処理工場は過大な費用がかかるので中止すべきである」の解説
原子力資料情報室などは、本施設の建設・維持にかかる費用が過大であり、また当初示されていた費用を遙かに超えていることを問題視し、最終的に国民の支払う電気料金が押し上げられると指摘し、再処理工場の稼働を中止すれば最終的な負担は大幅に軽減出来るとし、再処理工場の稼働を中止するよう求めている。 反論 - 日本原燃は費用の額について直接はコメントしていないが、日本のエネルギー面での安全保障を考えた時に、ウランを代替しうる核燃料としてのプルトニウムは必要であることが、国家の長期政策として決定されていると回答している。 再反論 - 再処理を前提とした国の長期政策は見直す必要がある。 また、原子力資料情報室は、電気事業連合会の試算が稼働率100%を前提としているので、実際の費用はこの試算より必ず増えるとしている。 反論 - 電気事業連合会は、稼働率は定格を前提として試算されており、定格より5%稼働率が上がった場合は、それによって増える分の再処理費用をそれによって減る分の中間貯蔵費用・ウラン代が上回る為、全体では300億円の費用減、また稼働率が5%下がった場合には500億円の費用増になるとの試算を示している。
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