六ヶ所再処理工場で製造されるプルトニウムは使い道がない
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 17:38 UTC 版)
「六ヶ所村核燃料再処理事業反対運動」の記事における「六ヶ所再処理工場で製造されるプルトニウムは使い道がない」の解説
プルサーマルを利用する高速増殖炉の実用化の計画は年々遅れており実現する見込みがないと小出裕章は2004年に述べた。福島県や新潟県は再処理施設で製造されるプルトニウムを用いたプルサーマル発電を拒否しているし、高速増殖炉も計画が難航しているので、プルサーマル発電は日本国内では実施出来ない。よって再処理施設も不要であるとの指摘が提出されている。 反論 - 平成24年以降に軽水炉でMOX燃料として使用する予定であるし、2006年には佐賀県の九州電力・玄海原子力発電所3号機でプルサーマル発電を行う計画が地元自治体に了承されている。また、2008年1月には福井県の西川一誠知事が高浜原発で2010年までにプルサーマル発電を開始する計画に同意し、2008年2月には静岡県知事が浜岡原発でのプルサーマル計画推進を申し入れている。更に、高速増殖炉構想についても計画が断念されたわけではなく、原型炉「もんじゅ」が2009年2月に運転再開の予定であり、2008年8月には実証炉の開発協力について日仏米が覚書を取り交わしている。
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