公館陥落
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 16:14 UTC 版)
《公館》に火を放ったのは《鬼火》東郷だった。日本の警察との連携を深める《公館》が完全に体制を変えてしまえば、従来の刻印魔導師の居場所はなくなる。そのため東郷は《鬼火衆》を率いて離反し、武蔵野の地下に最後の戦いを挑みに行ったのだった。仁は東郷の狙撃を依頼されるが、失敗して返り討ちにあう。しかしメイゼルの犬を自称するニガッタが《鬼火衆》を抜けて援護に入ったため、一命を取り留める。回復した仁はメイゼルとともに《雷神》クレペンスと遭遇する。一方ニガッタは命と引き換えに円環魔導師が地下に建造していた核開発施設の存在をつかむ。この世界の核戦争を誘発しようという円環大系最高位魔導師《九位》の企みを知った京香は、専任係官を送り込んでクレペンスの足止めと施設の破壊を試みる。地下最深部に到達した仁は再度東郷と対峙し、刻印魔導師に新しい居場所を創ってみせると宣言する。現れた《九位》が東郷を斃し、さらにその場の全員を抹殺しようとするが、メイゼルが母から受け継いだ《螺旋の化身》を発動したことで撤退する。仁は生き残りの《鬼火衆》をつれて地上に戻り、彼らの受け皿となるNPO設立の構想を練る。
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