公開の方針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:57 UTC 版)
「アプリケーションプログラミングインタフェース」の記事における「公開の方針」の解説
APIの公開に関しては2つの一般的な方針がある。 自社のAPIを厳重に秘匿する。例えばソニーはライセンスをもった開発者にしかプレイステーションの公開APIを利用できないようにしている。なぜならプレイステーションのゲームを開発できる人の数を制限したほうが、より多くの利益をあげられるからである。これはAPIの実装を売ることで利益を上げるわけではない会社の典型的な例である。(ソニーの場合は、ゲーム開発時のAPIのライセンス料によって利益を上げようとしたがうまくいかず、プレイステーション用コンソールの販売を中止している。) 自社のAPIを広く普及させる。例えばマイクロソフトは計画的にAPIに関する情報を公開しているので、誰でも簡単にWindowsプラットフォーム用のソフトウェアを作成することができる。これはAPIの実装を販売して利益をあげる会社の例である。OSなどのAPIは、いくつかのコードに分割され、ライブラリとして実装されており、OSと一緒に配布される。OSと一緒に配布されるWindowsのAPIは誰でも使うことができる。また直接アプリケーションの中に統合される必要があるAPIもある。 この2つの方針の中間もある。
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