公理の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 22:53 UTC 版)
以下にいくつかの公理の例を示す。 命題 P が成立するなら、命題「PまたはQ」も成立する。 2つの点が与えられたとき、その2点を通るような直線を引くことができる(ユークリッド幾何学)。 平行でない二つの異なる直線はただ一点で交わる(ユークリッド幾何学)。 a=b なら、a+c = b+cである(ユークリッド原論を参照)。 どんな自然数に対しても、その数の「次の」自然数が存在する(ペアノの公理)。 どんなものも含まないような集合(空集合)が存在する(公理的集合論)。 集合 S と条件式 P が与えられたとき、S の元のうち、条件 P(x) を満たすような x だけからなる集合を作ることができる(公理的集合論)。 すべての集合 x に対して、x ∈ {\displaystyle \in } U のようなグロタンディーク宇宙 U が存在する(グロタンディーク宇宙)。 公理にもとづいて証明される命題は定理という。以下に定理の例を示す。 2本の平行な線とそれに平行でない一本の直線が成す錯角は等しい(ユークリッド幾何学)。 三角形の内角の和は180度である(ユークリッド幾何学)。 円周角の定理(ユークリッド幾何学)。
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