公式モジュールとアドベンチャーの歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 09:52 UTC 版)
「アドベンチャー (ダンジョンズ&ドラゴンズ)」の記事における「公式モジュールとアドベンチャーの歴史」の解説
初めて出版された『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のシナリオは、サプリメント2:『ブラックムーア』(1975年)に掲載された「ザ・テンプル・オブ・ザ・フロッグ」であった。このシナリオは、後に『D&Dエキスパート・セット』用の独立したモジュールであるDA2 『テンプル・オブ・ザ・フロッグ』として出版された。 ダンジョンズ&ドラゴンズの最初の独立したアドベンチャー・モジュールは『パレス・オヴ・ザ・ヴァンパイア・クイーン』であり、ウィー・ウォリアー社が1976年に出版した。TSRはこのモジュールを自ら出版はしなかったが、ウィー・ウォリアー社の代理店として最初の3つのモジュールの流通を請け負った。このアドベンチャーは「モジュール」あるいは「アドベンチャー」ではなく「ダンジョン・マスターズ・キット」と称された。 同じく1976年に、ゲーム・コンベンションであるウィンターコンVのためのトーナメント・モジュールとして、アドベンチャー「ロスト・カバーンズ・オヴ・ソーコンス」 がメトロ・デトロイト・ゲーマーズによって頒布されたが、その時点では一般への販売のための出版は行われなかった。このアドベンチャーは後にアドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ第1版ルール用に改稿され、S4モジュール―ザ・ロスト・カバーンズ・オヴ・ソーカンス として出版された。 この時期のゲーム・コンベンションでは更なる未刊行のアドベンチャー―オリジンズ '78でトーナメント・モジュールとして使用された『ステーディング・オヴ・ザ・ヒルジャイアント・チーフ』など―が頒布された。1978年遅くに、『ステーディング・オヴ・ザ・ヒルジャイアント・チーフ』はTSRによって実際に制作、出版された最初のダンジョンズ&ドラゴンズ用の独立したモジュールとなった。TSRホビーは6点の一連のアドベンチャーを1978年に出版したが、それらは以前にトーナメントで使用されたものであった。TSRはその時から出版されたモジュール各々にコードを割り当てる慣行を開始し、『ステーディング・オヴ・ザ・ヒルジャイアント・チーフ』には「G1」が割り当てられた。TSRによる様々なシリーズのモジュールに対するコードの割り当ては、1990年代まで継続された。
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