入植から禁酒法まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 14:49 UTC 版)
「オレゴン・ワイン生産の歴史」の記事における「入植から禁酒法まで」の解説
オレゴン準州におけるブドウの栽培は、オレゴン街道を辿ってオレゴン準州に入った園芸家ヘンダーソン・ルーリングが1847年に始めたものが最初である。オレゴン州成立以前の1850年代には、ピーター・ブリットによりオレゴンで記録上最も古いワイナリー、ヴァレー・ビュー・ヴィンヤード(Valley View Vineyard)がジャクソンヴィル(現在のローグ・ヴァレーAVAの範囲内にあたる)に設立された。1860年の第1回オレゴン州勢調査によれば、オレゴン州で生産されたワインは11,800リットル(2,600ガロン)だったとあるが、この中にはヨーロッパ・ブドウ(Vitis vinifera)以外の品種を使って生産されたものが確実に含まれている。 1880年代に入ると、南オレゴンの入植者達はジンファンデル、リースリング、ソーヴィニョン(カベルネかブランかは不明)など、様々な品種を実験的に栽培した。1899年までに、オレゴンのブドウ園全体で2,694トンのブドウが生産された。1904年、フォレスト・グローヴのワイン醸造家アーネスト・ロイターが、セントルイス万国博覧会で銀賞を受賞した。アーネスト・ロイターのブドウはフォレスト・グローブの西にあるワイン・ヒルと呼ばれる土地で育てられたものであった。
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