入植の実態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 05:25 UTC 版)
「満蒙開拓青少年義勇軍」の記事における「入植の実態」の解説
この満蒙開拓青少年義勇軍は、1938年(昭和13年)から1945年(昭和20年)の敗戦までの8カ年の間に8万6,000人の青少年が送りだされた。これは満州開拓民送出事業総体の人員の3割を占めており、同事業に欠かせない存在であったといえる。しかし、その実態をみると、青少年だけで構成されているだけに、団幹部の力量に左右される面があった。また、その入植地の環境も一般開拓団以上に厳しい場合も多かった。そうした中で一致団結して理想を追求した団もあったが、条件が悪く、しかも団幹部に恵まれない場合には、精神的に耐えられず生活が荒んだ者もあった。暴力事件や周辺農村との間で軋轢を起こすこともあった。
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