備える要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 05:03 UTC 版)
一般に「指紋認証」「顔認証」「網膜認証」など、認証を行う人物の身体的特徴を利用した認証がこの要素に該当する。 指紋や虹彩、声紋などの生物学的な要素でユーザー本人を生体認証する。タイピング認証も一種の生体認証である。一長一短はあるが、比較的信頼度が高いと考えられている一方で、誤認識の確率も一定程度残る。 備える要素は、複製されにくいが、複製された場合には認証の前提が崩れる。 備える要素は、その種類により複製耐性が異なる。音声や外貌、身体認証は複製が容易なため複製検知技術が重要となる。指紋、網膜、虹彩、血管や体臭認証も、複製できる場合もある。盗む事については、本人を脅迫しない限り困難である。仕組み上、生体認証は盗見、盗聴はほぼ不可能である。
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