健康上の見地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 18:46 UTC 版)
耳掻きを過剰に行った結果、外耳道が炎症を起こすこともあるので注意が必要である。特に幼児に対しては耳掻きを使ってはならず、耳掃除をしてあげるのであれば綿棒を用いる。医学的にみれば、正常な耳垢には雑菌の繁殖を抑え、皮膚保護する効能があり、一般的には耳垢取りはひと月に一度、2-3分行えば十分である。 通常は、耳垢取りをしなくても耳垢は自然に排出されるが、排出されず外耳道を塞ぐほど耳垢が詰まることもあり、これを耳垢塞栓という。ただし、耳垢塞栓は耳かきで耳垢を取るつもりで、意図せず少しずつ奥に押し込んでしまうことでも発生する。耳垢が鼓膜に付着した場合に、難聴の原因になったり、耳に水が入った際に耳垢と反応して、外耳炎になることもある。耳垢や耳垢塞栓は、耳鼻咽喉科で除去処置を行うことできるため、医療機関で処置してもらう方がよい。 耳掻きをしている最中に、ペットや子供が飛びかかってきて、鼓膜に穴を開けてしまう事故も多い。
※この「健康上の見地」の解説は、「耳掻き」の解説の一部です。
「健康上の見地」を含む「耳掻き」の記事については、「耳掻き」の概要を参照ください。
- 健康上の見地のページへのリンク