健康と社会のまとまり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 23:41 UTC 版)
「経済的不平等」の記事における「健康と社会のまとまり」の解説
イギリスの研究者Richard G. WilkinsonとKate Pickettは、収入格差の大きい国では、健康と社会の問題(肥満・精神疾患・殺人・十代の出産・収監・子供の喧嘩・薬物濫用)の割合が高く、社会的財(平均寿命・教育レベル・他人同士の信頼・女性の地位・社会的流動性・特許発行数)のレベルが低いことを発見した。彼らは、23の先進国と50の米国州を対象とした統計において、健康と社会の問題は日本とフィンランド、アメリカではユタ州とニューハンプシャー州といった世帯収入差の小さい州・国においては、アメリカやイギリス、またミシシッピ州やニューヨーク州などの世帯収入の大きい州・国と比べて、問題が小さいことを発見した。
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