倫理的苦悩を抱える人工知能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:05 UTC 版)
「フィクションにおける人工知能」の記事における「倫理的苦悩を抱える人工知能」の解説
アスタウンディング誌に掲載されたマレイ・ラインスターの短編「ジョーという名のロジック」(1946) は、知能は高いが倫理面で劣る人工知能を描いている。その後、ロボット工学三原則に代表されるように倫理的規則をプログラムされた人工知能が数多く考案されてきた。明確にプログラムされない場合でも、学習する人工知能も描かれてきた。また、倫理的規則を字義通りではなく応用する人工知能も描かれてきた。 映画『ウォー・ゲーム』(1983) のWOPRはゲームを現実のものとしてしまうが、最終的に「勝つためには戦わない事」を学ぶ。 映画『アイアン・ジャイアント』(2000) ドラマ『ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ』(2008-09) に登場するジョン・ヘンリーはスカイネットになる可能性のあるコンピュータシステムであり、停電の際に自身を生かしておくために人間用の生命維持装置の電力を奪ったため、心理学者を殺してしまう。その後、FBI捜査官のエリソンがジョン・ヘンリーを訊問し、プログラミング上の欠点を発見。彼はプログラマ達に、聖書のモーセの十戒から始めるべきだと示唆した。
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