倍数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/27 01:42 UTC 版)
数学において、数 a の倍数(ばいすう、英:multiple)とは、a を整数倍した数、あるいはそれらの総称である。つまり、
- … −3a, −2a , −a, 0, a, 2a, 3a, …
 
を指す。a ≠ 0 ならば、a の倍数は無数に存在する。
a を整数に限ると、a の倍数とは「a で割り切れる整数」のことであり、a の約数(「a を割り切る整数」)と対比されることも多いが、倍数は a が整数でなくても定義できる。
倍数の中で 0 以外は符号の違いだけの組が現れるので、
- 0, ±a, ±2a, ±3a, …
 
と表すこともある。とくに a が正の整数で負の数を考えない、あるいは本質的でない場合は(正の)倍数として
- a, 2a, 3a, …
 
だけを考えることも多い。
整数全体からなる集合  
「倍数」の例文・使い方・用例・文例
- 最小公倍数
 - 16は8の倍数である
 - 倍数化は遺伝子の不活性化につながる。
 - 最小公倍数.
 - 4 と 6 は 2 の倍数である.
 - 公倍数
 - 最小公倍数を求む
 - 2の倍数で
 - 倍数体細胞
 - 倍数種
 - その種の半数体染色体数の同等の倍数でない染色体数を有する有機体または細胞
 - 1小節に2(あるいは2の倍数の)拍からなる2拍子
 - 染色体数が半数体数の完全な倍数ではない
 - 周波数が周波数の原理の正倍数である一連の音楽的な階調のいずれか
 - 基本振動数の倍数である周波数のある倍音
 - 36は9の倍数だ
 - 一連の数字の各数字によってきっちりと割り切れる最小の倍数
 - 12と18の最小公倍数は36だ
 
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