修正UTF-7
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/16 00:47 UTC 版)
修正UTF-7(Modified UTF-7)はIMAP4で多言語のフォルダ名(ディレクトリ名)を使用するために用いられる規格である。 「&」以外の印字可能なUS-ASCII文字は必ずそのまま表記する。 それ以外の文字はUTF-16のビッグエンディアンで符号化し、修正BASE64で符号化する。 BASE64の文字の前に「&」後ろに「-」を置く。 「&」の文字自体は「&-」で表現する。 この規格は、メールの一般的な利用における、下記のような背景を考慮して導入された。 UTF-7 は、シフトするために、文字 "+" を用い、これは、メールボックス名、 特にUSENETニュースグループ名での "+" のありふれた使用と衝突する。 UTF-7 の符号化は、文字 "/" を用いる BASE64である; これは、一般的な階層区切りとしての "/" の使用と衝突する。 UTF-7 は、符号化されない "\" の使用を禁じている; これは、一般的な階層区切りとしての "\" の使用と衝突する。 UTF-7 は、符号化されない "~" の使用を禁じている; これは、いくつかのサーバでホームディレクトリを示すものとしての "~" の使用と衝突する。 UTF-7 は、同じ文字列を表現するための、複数の別の形式を許している; 特に、印字可能な US-ASCII 文字が符号化形式で表現され得る。 すなわち修正UTF-7では、電子メールやフォルダ名一般における頻出文字を修正BASE64変換せず、概ね平文のまま読むことが可能になる。
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