信地旋回と緩旋回
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 07:13 UTC 版)
履帯式車両のその場旋回の方式としてもう一つ、信地旋回(しんちせんかい)またはピボットターン(英:pivot turn, skid turn)がある。これは、片側の履帯を停止してもう一方の履帯だけを回転させ、停止側の履帯を軸(pivot)として旋回するものである。また、左右の履帯の速度に差をつけて、前進または後退しながら弧を描いて進路を変えることを緩旋回(かんせんかい、英:power turn, gradual turn)と呼ぶ。 信地旋回や超信地旋回は、履帯式車両に特有の機動とされるが、スキッドステアローダーのように、装輪(タイヤ)式の車両で超信地旋回が可能なものもある。 超信地旋回は、信地旋回に比べて小さなスペースで行うことができる。したがって、小回りの要求される工事現場などで用いられるが、路面・路床への負荷は大変大きい。また、左右の履帯を反転させるためには、より高度なトランスミッションが必要となる。
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