作品モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 16:20 UTC 版)
『宴のあと』に登場する料亭「雪後庵」は、東京・白金台に実在した高級料亭「般若苑」をモデルとしているが、その土地は元薩摩藩の別荘だった場所である。昭和初年、荏原製作所の創業者が奈良・般若寺の庫裏を移築して邸宅を構えた。1948年(昭和23年)に畔上輝井(あぜがみ・てるい)が買い取って般若苑を開業、多くの政財界人、著名人が訪れた。 野口雄賢のモデルとなった有田八郎は前妻の死没後、福沢かづのモデルの畔上輝井と1943年(昭和18年)ごろに知り合い、1953年(昭和28年)に再婚し、1959年(昭和34年)4月の東京都知事選で東龍太郎に敗れたあと、同年に畔上輝井と離婚した。「般若苑」は2005年(平成17年)に閉店し、建物は撤去された。
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