佐野まもるとは? わかりやすく解説

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佐野まもる

佐野まもるの俳句

この良夜渦も響きをしづめ去る
つばくらやきのふにまさる潮曇り
ねはん会も島の五ヶ寺も廻りもち
ほとゝぎす沖辺を月の照り落つる
喜雨の中しずかに漁火をつゞりけり
妻と来て卯波がはこぶ藻を拾ふ
学校へしづかなる坂桃熟れる
島に着てまづ牡丹を垣間見る
海光にまぎれやすきも秋の蝶
渡し場に釣れてまさしく桜鯛
漁り火の色も凍ると書き送る
窓あけて年を惜しめば沖に月
麦蒔くや千鳥の跡を踏みもして
 

佐野まもる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/11 14:15 UTC 版)

佐野 まもる(さの まもる、1899年明治32年)5月10日 - 1984年昭和59年)7月14日)は、日本の俳人

徳島県徳島市出身。旧制徳島中学(現徳島県立城南高等学校)卒業。

生涯

徳島県徳島市に生まれ、旧制徳島中学を卒業後は専売局へ奉職し、1955年(昭和30年)に高知支局長として勤めたのを最後に退職。

仕事の傍ら俳句をしており、1922年大正11年)から始めた。1933年(昭和8年)に「馬酔木」同人。1956年(昭和31年)に「海郷」創刊、主宰。

現在は板野郡上板町大山寺四国別格二十霊場1番札所)に句碑が建てられている。

著書

  • 『佐野まもる句集』沙羅書店〈馬酔木叢書 第14篇〉、1937年2月。 
  • 『句集 海郷』青潮社、1948年10月。 
    • 『句集 海郷』(復刻版)季節社、1983年3月。 
  • 『佐野まもる第三句集 無慙絵』青潮社、1949年12月。 
  • 『佐野まもる作品集 恩掌』海郷俳句会、1970年1月。 
  • 『佐野まもる集』俳人協会〈自註現代俳句シリーズ 第3期 16〉、1980年12月。 
  • 『句集 天明抄』書肆季節社、1982年5月。 
  • 『佐野まもる遺句集 恩掌以後』佐野まもる句集刊行委員会、1994年3月。 

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