佐藤晃一_(実業家)

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佐藤晃一 (実業家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/04/25 13:06 UTC 版)

佐藤 晃一（さとう こういち、1924年12月23日^[1] - 2022年5月10日^[2]） は、日本の中央銀行家、実業家。ホテルオークラ代表取締役社長や、同社代表取締役会長を務めた。佐藤潤象元衆議院議員の孫。

経歴

ホテルオークラ創業家の大倉喜八郎らと事業を興した実業家・佐藤潤象元衆議院議員の孫である^[3][4][5]。府立一中、旧制学習院高等科を経て、1948年に東京大学経済学部卒業後^[6]、日本銀行入行^[7]。大成観光（のちにホテルオークラに商号を変更）常務取締役や^[8]、同社取締役副社長を経て、1992年から代表取締役社長を務めた^[9]。1995年から代表取締役会長を務め、1999年に青木寅雄らとともに代表権を返上し、相談役に退いた^[10][11]。

家族

• 曽祖父：佐藤求五(熊本の惣庄屋)。墓碑銘は同郷の文部大臣・井上毅が撰書した^[12]。
• 祖父：佐藤潤象(衆議院議員)
• 父：佐藤敏人（外務官僚）はサンフランシスコ総領事。
• 母：輝子（第六高等学校教授を務めた田中三四郎の長女、評論家の石垣綾子の姉）^[13]。
• 妹：華子　西田誠哉（次席国連大使、駐イタリア大使）の妻。
• 叔父：佐藤朝生（内務官僚）は人事院初代事務総長、総理府総務副長官^[14]、札幌冬季五輪組織委員会事務総長^[15]。
  • 妻：富美子（朝日新聞編集主幹、海軍経理学校・早稲田大学教授を務めた経済学博士・牧野輝智の長女）^[16][17]。
• 叔父：佐藤正二（外務官僚）は外務事務次官や駐中国大使を務めた。

脚注

1. ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.261。
2. ^ “佐藤晃一氏が死去　元ホテルオークラ社長”. 日本経済新聞. (2022年5月17日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE1648Z0W2A510C2000000/ 2023年4月12日閲覧。 
3. ^ 日本を元気にするオピニオン雑誌 13(4) 書誌情報 ： 文藝春秋 1981-04
4. ^ 佐藤潤象 (第8版 [昭和3(1928)年7月 の情報)]日本研究のための歴史情報『人事興信録』データベース
5. ^ 週刊読売 = The Yomiuri weekly 39(33)(1659);1980・8・10
6. ^ 財界 40(23)(財界研究所, 1992-09)
7. ^ 実業界 10月1日(764) 雑誌 実業界 [編] (実業界, 1992-10)
8. ^ 月刊経営塾 7(12)(80)(経営塾, 1992-11)
9. ^ Decide = 決断 : business world & Chinese survey : magazine for decisionmakers 10(4)(102) 雑誌 (サバイバル出版, 1992-07)
10. ^ 財界人 : 政・官情報に強い総合経済誌 12(9)(360) (財界人出版, 1999-07)
11. ^ 週刊ダイヤモンド = Diamond weekly 88(15)(3829);2000・4・8 (ダイヤモンド社, 2000-04)
12. ^ 佐藤敏人『三つ組盃 : 佐藤家の人々』、佐藤敏人、1976
13. ^ 豊福一喜『新・肥後人国記』P114，稲本報徳舎出版部、1951年
14. ^ 第58代　第1次池田内閣－昭和35年7月19日成立
15. ^ 佐藤朝生関係文書国立公文書館
16. ^ 名取義一『政財界人の命運』、222・223ページ、北辰堂、1952年
17. ^ 豊福一喜『新・肥後人国記』P120・121、稲本報徳舎出版部、1951年

先代 後藤達郎

ホテルオークラ社長 1992年 - 1995年

次代 大崎磐夫

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