伝承者たちの心意
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 15:42 UTC 版)
その中には「迷い家」を語り継いできた伝承者の心情を主題にしているものがある。竹内利美は「ユートピアとしてのかくれ里」(1969『伝統と現代』)にて「六三」を取り上げて村落民のユートピア観を論じている。彼は立派な門構え、紅白の花、豊富な家畜、朱と黒の膳椀という福禄円満な生活を模した情景を「小楽土」と称して評価した。この論考は宮田も「ユートピア思想」(1977『講座・比較文化』第6巻)に引用している。曰く、同じ地平線のレベルにあるマヨヒガのことを「いつしかそういう機会がひょんな時に訪れるのだろう」と信じさせてくれる「素朴なユートピア観」であると論じた。
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