他の宗派に関する事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/11 09:46 UTC 版)
「インドの宗教間対立」の記事における「他の宗派に関する事件」の解説
2000年代に入って、外来宗教であるキリスト教に対する風当たりが強まっている。ヒンドゥー過激派によるキリスト教徒に対する嫌がらせをはじめ誘拐・殺人・集落の焼き討ちなどが起こっている。 またスィク教徒の多いパンジャブ州において1970年代後半以降、スィク教徒だけの国「カーリスターン」独立運動が起こり、過激派によるヒンドゥーの政治家の暗殺事件なども頻発した。インド政府はこの運動を弾圧し、最終的には1984年6月過激派の立てこもるアムリトサルの黄金寺院に軍隊が突入し制圧した。しかし軍隊突入を指示したインディラ・ガンジー首相は4ヵ月後にスィク教徒のボディガードに暗殺され、インド国内でスィク教徒に対する報復事件が多発した。なお1990年代以降、インドの経済的な発展に伴いスィク教過激派の活動は沈静化している。
※この「他の宗派に関する事件」の解説は、「インドの宗教間対立」の解説の一部です。
「他の宗派に関する事件」を含む「インドの宗教間対立」の記事については、「インドの宗教間対立」の概要を参照ください。
- 他の宗派に関する事件のページへのリンク