他に覆された判定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/02 03:41 UTC 版)
「ジュリー (柔道)」の記事における「他に覆された判定」の解説
ロンドンオリンピックでは他にも主審による判定がジュリーの指示により覆される事例が起こった。 女子52kg級2回戦の中村美里対北朝鮮の安琴愛戦では、中村が開始早々に安の谷落で技ありを取られるものの、大内刈で技ありを取り返した。しかしそれがジュリーによって有効に格下げされた。指導2つも取るが、結局技ありに追いつけなかった。世界チャンピオンの中村は優勝候補筆頭でありながら、前回の北京オリンピックに続いて安に敗れて初戦で姿を消すことになってしまった。 男子90kg級準々決勝の西山将士対韓国の宋大南戦では、宋が先に背負投で有効と技ありを取るが、終盤に西山が大外刈を決めた。主審は一本を示したものの、今回の場合はジュリーでなく副審2名のアピールによって技ありに訂正されて、結局敗れた。 なお、女子70kg級準々決勝の田知本遥対中国の陳飛戦では、海老沼匡対曺準好戦での判定を巡ってIJFから1日だけの謹慎処分を受けていたミナカワが復帰して、この試合の主審を務めた。この試合ではお互いに有効2つずつ取り合って判定になった。ミナカワは副審2名とともに陳飛に旗を上げたが、後半は陳飛が優勢に試合を進めていたこともあって、ジュリーからも特に判定に異議が唱えられるようなことはなかった。
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