仏教用語としての用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 02:04 UTC 版)
釈迦の在世中、富裕層である広大な土地所有者・商業資本者を居士といい、その中でも、特に社会的勢力があり、富裕層を代表する立場にあるものを長者といった仏教の擁護者としての意味があり、法華経など多くの仏典に用例がある。 日本の仏教界では、官寺である真言宗の東寺(教王護国寺)の長官のことを指し、他の「長者」と特に区別をつける時は、東寺長者とも呼ぶ。東寺長者の首位を東寺一長者といい、明治時代までは真言宗の事実上の盟主であり、また全仏教界を統べる法務(正法務)も兼任する慣例だった。
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