仏教との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 13:03 UTC 版)
マハーワンサは、仏教においてはいわゆる正典ではないが、スリランカで歴史が始まって間も無い頃の当地の宗教について述べられており、仏陀のいた時代と近いことから、これは上座部仏教に関する重要な資料とされている。またインドにおける仏教の歴史についても、仏陀の死、その後に現れてダルマを研究したいくつかの宗派などについての記述が見られる。最終章では、これらの流れが廃滅する所までが描かれている。 マハーワンサの各章の末尾は、聖なる貴い喜び("serene joy of the pious")のために書かれたと結ばれている。そのことなどから、マハーワンサはアヌラーダプラにあったアヌラーダプラ大僧院(大寺派)の庇護者であった歴代の王達の偉業をたたえるために編纂されたと考えられている。
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