人体におけるラメラ構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 03:46 UTC 版)
「ラメラ構造」の記事における「人体におけるラメラ構造」の解説
ヒトの皮膚は表皮、真皮、皮下組織から構成されている。表皮は上から角質層、顆粒層、有棘層、基底層からなり、30-50層と極めて薄い層から成り立っている。その最も上にある角質層は外気と接する臓器とも言われ、肌、身体を物理的・化学的な影響(細菌や紫外線、化学物質など)から守るための重要な役割を担っており、主に角質細胞及び細胞間脂質より構成されている。その細胞間脂質は角質層の細胞と細胞の隙間を埋める役割をしており、水-脂質-水-脂質-水…と規則正しく交互にサンドイッチのような層を成している。この薄い結晶の面構造が人体におけるラメラ構造(ラメラストラクチャー=液晶構造)である。
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