京阪京津線電車脅迫脱線事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 19:40 UTC 版)
「日本の鉄道に関する事件」の記事における「京阪京津線電車脅迫脱線事件」の解説
1930年(昭和5年)11月9日 京阪電気鉄道京津線の浜大津駅(現・びわ湖浜大津駅)発三条大橋駅行きの早朝の電車に、大谷駅で5人組の覆面姿の男が乗り込み、車内の乗客・乗務員・巡視監督ら全員を脅迫して降車させたのちに制動をはずして下車した。同駅は勾配上に位置しており、電車は下り勾配となる三条大橋駅方面に無人のまま自然転動、1.3km先の追分踏切で脱線大破した。男たちは駅前に待たせていたタクシーで逃走したがのちに逮捕された。犯人は京津線の労働組合関係者で、要求事項が決裂し、争議の支援を求めていた他の組合からの支援が得られなくなって犯行に及んだものであった。
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