京劇における関羽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 14:07 UTC 版)
京劇での関羽役は、主な四つのキャラクターのうちの生(Sheng、ション=男役の総称。男役の中でも武人・英雄などは「武生(ウーション)」と細分化して呼ばれる)に分類されるが、特に「紅生」と呼ばれ、専門の役者が演じる。顔は造作の線を除いて、忠義を示す赤一色に塗り、完璧な忠義を表現する。 その一方、関羽を演じる役者は、化粧のとき故意にその顔に黒子や黒い線をつけるなど、完璧なくまどりになることを避ける。これは神として扱われる存在に対して、劇中の関羽は人間の行う模倣であり、関帝そのものではないと言う、京劇関係者の関羽に対する礼儀と遠慮を表すための伝統である。 歌舞伎の演目にも「関羽」がある。
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