二次的権利とは? わかりやすく解説

二次的権利

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/21 14:21 UTC 版)

請求権と自由権」の記事における「二次的権利」の解説

ホーフェルドの分析には、他に2つのタイプ権利含まれていた。すなわちホーフェルドは、「権利(claim請求権に相当)」と「特権(privilege自由権に相当)」の他に、「権能(power)」と「免除(immunity)」についても論じた。ホーフェルドの分析では、「権能(power)」は二次的な特権(privilege自由権)」であり、「免除(immunity)」は二次的な権利(claim請求権)」である。「権能(power)」は、一次的権利修正に関する自由権である。たとえばアメリカ合衆国議会は、法定義務を課し変更できる限りにおいて、アメリカ合衆国国民法定legal rights)の一部修正する権能(power)を有する逆に免除(immunity)」は、一次的権利修正に関する請求権である。たとえばアメリカ合衆国国民は、憲法により、アメリカ合衆国議会国民の権利修正する実定的(positive)な「権能(power)」を一定程度制限できる免除(immunity)」を有するこのため、「権能(power)」と「免除(immunity)」はそれぞれ自由権請求権包含されるとする立場や、自由権権能まとめて能動的権利」(active rights)に、請求権免除まとめて受動的権利」(passive rights)に分類する立場を取る論者も多い。 権利に関するこれらの分類は、特定の財産権など、複雑な事柄説明する区分としても役立つ。たとえば、自分コンピュータを使う権利自由権として考えられるが、自分コンピュータ他人が使うことを認める(自由権付与する権利権能であり、自分コンピュータ他人に使わせない権利請求権である。さらにコンピュータ所有者は、当該コンピュータに関する自分請求権と自由権保護する免除有する場合もある。

※この「二次的権利」の解説は、「請求権と自由権」の解説の一部です。
「二次的権利」を含む「請求権と自由権」の記事については、「請求権と自由権」の概要を参照ください。

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