乗法的関数とは? わかりやすく解説

乗法的関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/29 06:38 UTC 版)

数論における乗法的関数(じょうほうてきかんすう、: multiplicative function)とは、正の整数 n数論的関数 f(n) であって、f(1) = 1 であり、ab互いに素であるならば常に

f(ab) = f(a) f(b)

が成り立つことである。さらに、f(n) が、任意のab に対しても、f(ab) = f(a) f(b) を成立させる時、完全乗法的関数(英語: completely multiplicative functionと呼ぶ[1]

  • gcd(n,k): nk最大公約数k を固定して、n の関数とみなした場合)
  • 任意の整数 k に対する

乗法的関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 16:47 UTC 版)

数論的関数」の記事における「乗法的関数」の解説

互いに素である正整数 m と n に対して、 f ( m n ) = f ( m ) f ( n ) {\displaystyle f(mn)=f(m)f(n)} が成立するとき、乗法的関数 (multiplicative function)という。 つまり、 a ( n ) = ∏ p ; prime a ( p ν p ( n ) ) {\displaystyle a(n)=\prod _{p;\operatorname {prime} }a(p^{\nu _{p}(n)})} が成立する関数である。 特に、任意の正整数 m と n に対して、 f ( m n ) = f ( m ) f ( n ) {\displaystyle f(mn)=f(m)f(n)} が成立するとき、完全乗法的関数 (completely multiplicative function)という。つまり、完全乗法的関数とは a ( n ) = ∏ p ; prime a ( p ) ν p ( n ) {\displaystyle a(n)=\prod _{p;\operatorname {prime} }a(p)^{\nu _{p}(n)}} が成立する数論的関数である。

※この「乗法的関数」の解説は、「数論的関数」の解説の一部です。
「乗法的関数」を含む「数論的関数」の記事については、「数論的関数」の概要を参照ください。

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