主機過給機の損傷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 14:48 UTC 版)
1978年7月7日、20時ごろ、川崎港から細島港へ向かって東京湾の中ノ瀬西方を航行中だった本船は、右舷機1号過給機から振動と異音が発生したため、右舷機を停止して左舷機のみで川崎港へ引き返した。振動および異音の原因は、過給機開放整備の際の部品の入れ替わりであった。本船は、7月3日から7日までの間日本鋼管鶴見造船所に定期検査で入渠し、両舷主機1・2号各過給機の開放整備を行ったが、作業の不備によりタービンローターなどが入れ替わって組み付けられたため、最大14,500rpmに達する回転部に不釣り合い重量が発生し、運転した際に過給機内部が損傷した。当日、午前に川崎港へ回航された際も、左舷機の過給機に損傷が発生して修理が行われていた。
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