中華航空358便墜落事故とは? わかりやすく解説

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中華航空358便墜落事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 14:28 UTC 版)

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中華航空358便
事故機のB-198
チャンギ空港にて撮影された事故機(1985年
出来事の概要
日付 1991年12月29日
概要 金属疲労によるエンジン落下に伴う揚力低下
現場  中華民国台北郊外の山間部
乗客数 0
乗員数 5
負傷者数 0
死者数 5(全員)
生存者数 0
機種 ボーイング747-2R7F/SCD
運用者 中華航空
機体記号 B-198
出発地 中正国際空港
目的地 アンカレッジ国際空港
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中華航空358便墜落事故(ちゅうかこうくう358びんついらくじこ)とは、1991年12月29日台湾中華民国)の航空会社の中華航空(現:チャイナエアライン)の貨物機が墜落した航空事故である。エンジンが飛行中に脱落したことが事故の引き金となった。

事故の概要

当日、中華航空358便(機体はボーイング747-2R7F、機体記号B-198)は航空貨物便として台北中正国際空港からアメリカ合衆国アラスカ州アンカレッジ国際空港に向けて離陸した。ところが離陸して3分後、上昇中に5,200フィート (1,600 m)で第3エンジンが脱落して第4エンジンにぶつかり、第4エンジンも脱落して東シナ海に落下した。この時運航乗務員は異常が発生したのは第2エンジンだと報告している。

運航乗務員はトラブルを報告し、航空交通管制から空港に戻るための左旋回許可を受けた。しかし1分45秒後に358便から左旋回は不可能との交信が入り、そこで管制は右旋回を指示したものの、結局これが最後の交信となった。358便はしばらくして操縦不能に陥り台北郊外の山間部に墜落した。搭乗員5名全員が死亡した。

事故原因は、エンジンを主翼に止めるヒューズピンに亀裂が入っていたことである。エンジンが脱落し、片方の推進力が失われた上に、操縦が困難になり墜落した。

事故機は1980年に製造され、カーゴルックス航空がLX-ECVとして導入した後、1985年に中華航空に売却されたものであった。翌1986年5月には中華航空334便ハイジャック事件英語版が当機で起きている。

関連項目

外部リンク


中華航空358便墜落事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 16:21 UTC 版)

チャイナエアラインの航空事故およびインシデント」の記事における「中華航空358便墜落事故」の解説

1991年12月29日貨物便として運航されていた中華航空358便ボーイング747-2R7F型機(機体記号B-198)が、台北中正国際空港から離陸上昇中に第3エンジン主翼止めるヒューズピンが破断し脱落同時に第4エンジン脱落し台北郊外丘陵地帯墜落乗員5人全員死亡した詳細は「中華航空358便墜落事故」を参照

※この「中華航空358便墜落事故」の解説は、「チャイナエアラインの航空事故およびインシデント」の解説の一部です。
「中華航空358便墜落事故」を含む「チャイナエアラインの航空事故およびインシデント」の記事については、「チャイナエアラインの航空事故およびインシデント」の概要を参照ください。

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