鎌田正明とは? わかりやすく解説

鎌田正明

(中沢彰吾 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 18:34 UTC 版)

鎌田 正明(かまた まさあき、1956年 - )は、日本のノンフィクション作家小説家で、毎日放送の元アナウンサー記者[1]

略歴・人物

埼玉県出身で、東京大学文学部西洋史学科へ進学。大学時代はパイロットを目指していたが、体調不良で航空会社への就職に失敗。これを機に、放送業界への就職を決意した[2]

大学卒業後の1980年に、毎日放送にアナウンサーとして入社[1]。同期入社組に、現在も競馬中継の実況などで活躍するスポーツアナウンサーの美藤啓文がいる。

毎日放送への入社後は、『あどりぶランド』(MBSテレビ)など数々のテレビ・ラジオ番組に出演。1985年10月の人事異動で報道局の記者に転じた後は、「告発!フロンガス密輸団」「住宅ローン金利の不正操作事件」「にせたまごっち密造工場」「航空機衝突防止装置の怪」などのスクープで、毎日放送のキー局・TBSテレビ制作の報道番組(『報道特集』や『筑紫哲也 NEWS23』など)にも出演することがあった[3]

実母の介護に専念するために、2006年で毎日放送を退職。2009年4月には、初の書き下ろし小説『全壊判定』(朝日新聞出版)を刊行した[1]

2015年に、中沢彰吾名義で『中高年ブラック派遣 人材派遣業界の闇』(講談社現代新書)を上梓。人材派遣業界のひどさを告発して話題になる。

発言の信憑性

退職時期、年齢の不正確性
退職時期はメディアによっては2006年[4]、講演依頼の営業用プロフィールでは2007年[5][6]としており、情報に一貫性がない。前述のテレビ出演の際は、「家族の介護のため48歳で退職」とフリップボードで紹介を受けたが、それは2003〜2004年にあたり更に一貫性がない。

毎日放送アナウンサー時代の出演番組

テレビ

ラジオ

など

著書

共著
  • 『食をめぐるほんとうの話』阿部尚樹,上原万里子,中沢彰吾著 講談社現代新書 2015 ISBN 978-4-06-288342-9

連載

  • テレビよ、誇りはあるか(『週刊現代』2009年9月19・26日合併号-2009年10月10日号)

脚注

  1. ^ a b c 「テレビよ、誇りはあるか 第1回」 153頁。
  2. ^ 「テレビよ、誇りはあるか 第1回」152頁。
  3. ^ 『あなたもアナウンサーになれる! -テレビ局アナウンス採用のすべて』に記載のプロフィールより
  4. ^ 「派遣はエレベーターを使うな、食堂に行くな」。ブラックバイト、差別の構造」『ハーバー・ビジネス・オンライン扶桑社、2015年7月10日。オリジナルの2016年4月23日時点におけるアーカイブ。2016年10月1日閲覧。
  5. ^ 鎌田 正明 の講演依頼/講師派遣は 日本経営開発協会/関西経営管理協会”. 日本経営開発協会・関西経営管理協会. 日本経営開発協会・関西経営管理協会. 2016年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月1日閲覧。
  6. ^ 鎌田正明 プロフィール|講演会・セミナーの講師紹介なら講演依頼.com”. 講演依頼.com. 株式会社ペルソン. 2024年3月1日閲覧。

参考文献

  • 鎌田正明「テレビよ、誇りはあるか 第1回」『週刊現代』第51巻第35号、講談社、2009年9月、2009年9月25日閲覧 




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