中村英夫 (洋画家)とは? わかりやすく解説

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中村英夫 (洋画家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/05 23:53 UTC 版)

中村 英夫(なかむら ひでお、1929年[1] - 2024年)は、日本洋画家絵物語作家・挿絵画家。北海道信州など、日本の各地の渓流、海、民家、富士を写実的なタッチで描く。

略歴

現在の東京都中央区入船で生まれ育つ。実家は製本工場で[2]、製本師・装丁家の中村重義の三男[1]。名付け親は、書物研究家・「書物展望社」の齋藤昌三であった。

明治大学政経学部を卒業[1]連合国軍最高司令官総司令部に1年間勤務した後、実家の製本工場の関係で秋田書店に創業時に入社。社員として勤務しながら独学で学んだ絵で『譚海』誌に絵物語を描く。社外の仕事がきっかけとなり秋田書店社長から独立を勧められ、退社して専業の絵物語作家となった[2]。中本達也(元多摩美術大学教授、第3回安井賞受賞者)と舞台美術の仕事にも携わる[1]

漫画による絵物語の衰退で挿絵画家に転向[2]。交友関係は山川惣治らであった。漫画原作者梶原一騎と組み、少年漫画誌に連載する。出版物としては小学館刊行世界名作シリーズ、朝日ソノラマ講談社集英社ポプラ社などの児童向け単行本、福音館書店の絵本、少年少年サンデー少年マガジン少年キング少年チャンピオン明星平凡等に連載していた。1969年、少年週刊漫画誌少年ジャンプ創刊号の表紙の絵を描く。

1970年代より洋画家に転業。1972年より、「海と山の空展」、「精鋭作家展」、「新自然展」などを開催。1975年、自然協会設立[1]

日本美術家連盟会員。全国の小田急東武そごう三越東急西武松坂屋、などのデパート百貨店で個展を開催している[1]

アニメをやりたいと意欲を燃やす[2]

出典

  1. ^ a b c d e f 中村英夫《略歴》 画家のひみつ基地
  2. ^ a b c d 本橋信宏「ぼくらのベストセラー ポプラ社江戸川乱歩」『新潮45』2013年12月号、pp.171-172

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