中学校社会科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:23 UTC 版)
藤岡信勝は1976年に「授業書方式による中学校社会科 産業革命」の授業実践を発表した。その中で藤岡は自然科学教育における仮説実験授業の形式を社会科教育にも導入し、社会科教育研究においてもいつでも誰でも同じ過程を再現できるような科学性の高い教授プログラム(以下「授業書」と呼ぶ)を確定することの必要性と可能性についていくつかの問題提起を行った。これを受けて梅津徹郎は「イギリス産業革命」の授業書を作成し、その授業結果の詳細を発表した。 白川隆信は藤岡らの研究を受けて、「歴史教育の場でも十分応用できるのではないか」と考え、高校世界史の授業書「スパルタクスの反乱」を発表した。白川は「授業書方式では確定した指導過程があるので、追試検討する中で改善・改良することが可能であり、その成果も蓄積していくことができる」と授業書による授業研究を評価した。
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