中央広間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:02 UTC 版)
中央玄関を入った先、中央塔の真下にある広間は、中央広間と呼ばれている。2階から6階まで吹き抜けになっており、天井は32.62m。法隆寺五重塔(31.5m)がすっぽり入る高さ。天井はステンドグラスになっており、壁面四隅に日本の春夏秋冬を描いた4枚の油絵の絵画がある。それぞれ、春の吉野山、夏の十和田湖、秋の奥日光、冬の日本アルプスをイメージして描いたものである。いずれも著名で高名な画家によるものではなく画学生の作品である(→ 画像:中央広間) 広間の四隅には、日本の憲政に貢献した板垣退助・大隈重信・伊藤博文の銅像と、像の立っていない空の台座が置かれている。空の台座が存在する理由については諸説あり、誰の銅像を置くか話がまとまらなかったという説、政治は常に未完であることを象徴しているという説、もっと偉大な政治家になれという戒めの意味で空けてあるという説、皇居にお尻を向けるので避けているという説などがある。空の台座の上には、議会召集の日には、松の大きな盆栽が置かれる。
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