両親と誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 04:28 UTC 版)
辰口の父、主一は広島で生まれ育ったのち、1895年に「新しい世界を冒険する」ためにアメリカへと旅立った。彼は、カリフォルニア州でヘラルズバーグ大学(のちのパシフィックユニオン大学)に入学し、在学中にセブンスデー・アドベンチスト教会の洗礼を受けた。1907年にサンフランシスコの医科歯科大で歯学の教育課程を終え、主一は医療を通じた伝道のために働く計画を持って、故郷の広島へと帰った。 広島では、主一は歯医者の経営を軌道に乗せ、広島でのアドベンチスト教会の設立に力を尽くした。また、広島で彼はシバタ貞子という女性と結婚した。彼女もまたアメリカ通であり、流暢に英語を話す才媛であった。夫妻は3人の息子と3人の娘をもうけたが、1911年8月31日に生まれた二男が、ポール(Paul)という英語名と信夫という日本語名を授けられた。なお3人の息子は全員、最終的にはアメリカで教育を受けている。
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