不活性気体を使った防爆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/27 06:57 UTC 版)
「不活性気体」の記事における「不活性気体を使った防爆」の解説
石油タンカーでは、タンク内の石油が大気に触れないように不活性ガスを使い、爆発を防いでいる。タンク内の気体部分での酸素含有率を8%未満にしておくと、石油が気化して炭化水素ガスとなっても点火することがない。特に荷揚げの際と空荷状態で産油地へ回航している際には、炭化水素の気化が多くなり不活性ガスが重要となる。また、タンク内の揮発性ガスを普通の空気と入れ替える際(および逆の場合)にも不活性ガスが必要となる(空気と炭化水素ガスを直接混ぜると爆発しやすくなるため)。ガスタンカーのタンク内に不活性ガスを入れることはないが、その周辺の隙間は不活性ガスで満たす。
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