不二映画撮影所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/04 09:09 UTC 版)
1932年(昭和7年)3月に建設された「不二映画撮影所」は、不二映画社の解散後、昭和9年4月、富士フイルムが買収し、現像場を併設し同年8月同社の機構上は「練馬工場」として発足したが、対外的には引き続き同名称のまま、入江プロ・南旺映画等の独立プロのための「貸スタジオ」としてレンタル使用された。 その後、昭和16年の戦時下には、昭和14年施行の映画法にもとづくニュース映画、国策宣伝映画を製作した社団法人日本映画社に売却された。昭和21年、同社は「株式会社日本映画社」に改組し、昭和26年、東宝100%出資の子会社「株式会社日本映画新社」となった。 いずれにしても、昭和9年以降の「富士スタジオ」は戦前の「不二映画社」とは、人的にも資本的にもまったく関係はない。
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