下水道法_(1900年)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 下水道法_(1900年)の意味・解説 

下水道法 (1900年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/10 05:25 UTC 版)

下水道法

日本の法令
法令番号 明治33年法律第32号
提出区分 閣法
種類 環境法
効力 廃止
成立 1900年2月2日
公布 1900年3月7日
施行 1900年4月1日
所管 内務省→)
厚生省→)
建設院→)
建設省
土木局衛生局/国土局→都市局
主な内容 市街地からの汚水、雨水の排水
関連法令 (現行) 下水道法
条文リンク 官報1900年3月7日
テンプレートを表示

下水道法(げすいどうほう、明治33年3月7日法律第32号)は、日本最初の下水道に関する法律である。

1900年4月1日に施行。現下水道法 (昭和33年4月24日法律第79号)の施行(1959年〈昭和34年〉4月23日)に伴い廃止された。条文は附則を含めて14条で、1938年の厚生省設置までは内務省土木局が担当。大東亜戦争太平洋戦争第二次世界大戦後の内務省解体までは厚生省と内務省の共管という時代もあった。内務省解体後は建設院を経て、建設省都市局に移管されていた。

概要

開国以降、都市への人口移動と貿易拡大に伴い、伝染病の流行が相次ぎ、特にコレラは数万人の死者を出す流行が頻発しており、1899年(明治32年)にはペスト神戸港に上陸している。これらに対抗し公衆衛生を改善するため、伝染病予防法(1897年)、海港検疫法(1899年)に次いで、汚物掃除法と同時に公布、施行された。

内容は、「下水道ト称スルハ土地ノ清潔ヲ保持スル為汚水雨水疎通ノ目的ヲ以テ布設スル排水管其ノ他ノ排水線路及其ノ附属装置ヲ謂フ」とされ、制定当時の同法は、市街地における生活排水や雨水の停滞による不衛生状態を改善し、土地の清潔を保持することを目的としていた。糞尿(し尿)の処理は汚物掃除法に委ねられていた。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「下水道法_(1900年)」の関連用語

下水道法_(1900年)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



下水道法_(1900年)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの下水道法 (1900年) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS