上級資格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/02/12 10:00 UTC 版)
有資格者はACA(勅許会計士:Associate of the Chartered Accountants)と呼ばれる。ACA資格取得後10年以上をへて、一定の条件を満たすと、上級資格であるFCA(Fellow of the Chartered Accountants)の称号が与えられる。有資格者には、国際会計基準審議会の会長であるデイビッド・トウィーディー(スコットランド勅許会計士)や副議長のトマス・ジョーンズ(イングランド勅許会計士)などがいる。 ICAEWの英国勅許会計士(ACA)は世界最古の会計士資格であるが、設立当時ではロンドンの会計事務所以外からの会員を受け入れず、上場企業の監査を独占しようとしたため、これに反発した会計士協会が複数設置された。20世紀後半にできた、比較的新しい資格であるACCA(勅許公認会計士)は、呼称が紛らわしいが、別の資格である。イギリスの四大会計事務所(Big4)に入社後、全員がACAのトレイニーとなり最終的にはACAの資格収得が監査部門に残ることの条件とされる。試験科目は論述形式で全15科目あり、最終試験のケーススタディーは入社3年目以降にならないと受験できない。
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