上司小剣とは? わかりやすく解説

上司小剣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 07:09 UTC 版)

上司 小剣(かみつかさ しょうけん、1874年明治7年)12月15日 - 1947年昭和22年)9月2日)は、日本の小説家。

多磨霊園にある上司家の墓

奈良県奈良市生まれ、兵庫県多田村(のちの川西市)育ち。本名は延貴。父が多田神社の宮司を務めていた為、小学生まで多田村で育ち、その後母の実家である大阪に預けられる。大阪の浪華文学会で活動したあと1897年上京、読売新聞社に勤め、編集局長。1914年の半生記小説『鱧の皮』が田山花袋に賞賛され、代表作となった。1937年帝国芸術院会員。戦後、新日本文学会の賛助会員となった。

大塚子悠『星ひとつ-小剣さんを歩く-』(信樹舎2006)、荒井真理亜『上司小剣文学研究』(和泉書院 2005)が研究書としてある。

著書

  • 『相撲新書』上司延貴(子介)編 博文館 1899年
  • 『その日その日 小剣随筆』読売新聞社 1905年
  • 『灰燼』春陽堂 1908年
  • 『木像』今古堂 1911年1月(読売新聞1910年5月6日-7月26日)
  • 『金魚のうろこ 短文集』文友堂書店 1913年
  • 『鱧の皮』春陽堂 1914年 のち岩波文庫
  • 『お光壮吉』植竹書院 1915年
  • 『父の婚礼』新潮社 1915年
  • 『小ひさき窓より』大同館書店 1915年
  • 『巫女殺し』須原啓興社 1916年
  • 『生存を拒絶する人』聚英閣 1920年
  • 『花道』玄文社 1921年
  • 『花瓶』博文館 1922年
  • 『東京』 第1―2部 大鐙閣 1921-22年
  • 『早婚者の手記』前篇 金子書店 1923年
  • 『西行法師』而立社 1924年
  • 『女護の島』 5版 玄文社 1924年
  • 『ユウモレスク』中央堂 1924年
  • 『現代長篇小説全集 上司小剣篇』新潮社 1928年
  • 『U新聞年代記』中央公論社 1934年
  • 『蓄音機読本』文学界社 1936年
  • 『清貧に生きる』千倉書房 1940年
  • 『生々抄』大東出版社 1941年
  • 『余裕』東洋書館 1941年
  • 菅原道真』生活社 1946年
  • 『上司小剣選集』全3巻 育英出版 1947-48年

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